9月1日よりIVA(付加価値税)が21%へ引き上げ

スペインでは政府の財政赤字削減の目的で、9月1日よりIVA(付加価値税)の最高税率が18%から21%へ引き上げられた。

また、穀物等の生活必需品や書籍等に対する最低課税率は4%のまま据え置かれたが、レストランでのサービスやその他の食品などに対する8%の減税対象の製品に関しては10%へと引き上げられ、かつこれまでは税率8%とされていた映画や劇場などへの入場料、美容室の費用などが21%の最高税率区分へと変更された。

この9月1日までの駆け込み需要で、自動車の売り上げはこの8月には3.4%増、という伸びをみせたものの、今後の消費の冷え込みも懸念されているが、財政赤字削減案はEUからの金融危機支援の条件のひとつともされており、マリアーノ・ラホイ首相は「IVAの引き上げにより、失業者の支援、医療、教育などの公共サービスを継続することがなる」と発言すると同時に、「痛みの伴う方法」ではあるが現状の課題を解決していけば2013年には状況改善の展望もあることから、遠くない将来には今回引き上げられたIVAを元の水準まで引き下げる可能性も示唆した。